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蘭菜日記

蘭と野菜を含めた庭の花々と日々のこと

カテゴリー「育て方メモ」の記事一覧
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房咲き系、原種デンドロの咲かせ方

東南アジアの房咲き系デンドロの咲かせ方を某サイトで発見。

10月中旬〜11月初め頃から12月の中頃まで一切水をやらないで屋外に放置するらしい。
だいたいカトレアなどを家に取り込むぐらいから水を切るとのこと。
そして最低気温が5度になってから3週間ほどは寒さに当てること。

温度なんかは栽培地で変わってくるから、どこまで外に出すかといういい目安になるかも。

途中2度くらいまで冷え込む時があっても霜にさえ当たらなければ構わないらしい。
縁側とか軒下とかガレージの中などに置けばいいようだ。

うちのカリスタ系デンドロ、アグレガタムとクリソトキサムはすでに部屋の中に取り込んでいました。
部屋の温度は夜間で12度ほど。
これじゃ高いのねと縁側へ移動させました。

今朝の冷え込んだ時で5〜6度ほどあったらしい。
これを1月弱ほどやってみたいと思います。

そろそろ水やりの時期? と思っていただけにやらないでいてよかった^^;

デンシフローラムやファーメリとかでもこの方法らしい。
もしこれでアグレガタムとかが咲いたらピンク房咲き系のファーメリなんかも手に入れたいところ。

今年は咲くといいなー。

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Den.ヘルコグロッサムの育て方

Dendrobium hercoglossum
デンドロビューム ヘルコグロッサム(原種)

標高  600〜1200m
原産地 タイ南東部、ラオス、ベトナム、カンボジア、中国南西部
花期  春〜夏の間の2週間ほど

育て方
小さめの鉢に植え、吊って栽培する。
空中湿度を好む。
バルブが2年をかけて成長するため冬場でも乾かしすぎないように。
夏期には60〜70%の遮光をする。この時期の湿度は高めにする。

原産地では乾期、雨期が分かれているため雨期にあたる5〜10月は十分に水やりをすること。

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洋蘭展の栽培教室〜胡蝶蘭編

続き。

花を付けるには、花が咲く数ヶ月前に花芽分化の条件にあっていること。
低温にあわせるデンドロやら胡蝶蘭なら、低温期間を30日ほど体験させ、花芽を確認してから3〜4ヵ月後に満開になるサイクルになる。
なので、花を咲かせたい時期の4〜5ヶ月前に分化の処理をすることになる。
そういうお話をされていました。

胡蝶蘭の栽培家の場合は、一般的な話は少なくて農家としての話が多かったかな。
僕のやり方をそのまま家庭に持ち込まれたら枯れたとか言われそうなんですが…と前置きをして話されたことはそれはそれで興味深かったです。

まず、水苔は人によって植える硬さが違うこと、またエアコンの温度も違えば水遣りの頻度も違う。
なので一律にこういう管理、ということが言えないといっていました。
その株を見て、管理してくださいと。

そこでは水苔を使って最初は栽培していたらしいですが、それでは水をやるのに株の状態を見てからになるから手潅水、これだけで半日かかっていたようです。
有名な栽培家の本の通りにやればお金もかかりすぎるから抜けるところは手を抜かなければいけない。
そのために水苔を止めてバーク植えに、手潅水を自動潅水に切り替えた、と。
これなら鉢内が均一の状態になるから自動管理が出来るんだそうです。

また、今年は重油の値段が高くて従来どおりなら蘭だけ暖かい思いをして、自分たちは凍えるようになるから…と(なんか重油代が200万とか(^^;)、ハウスの設定温度も通年より数度落としたと言っていました。
15度だったか13度だったか覚えてないんですが(ごめんなさい)ハウス内の温度は設定温度より低くなるので結局10度くらいの環境に胡蝶蘭がいることになるようです。

他の農家の方が見に来て、病気にならんかえ、とよく言われるそうです。

なぜかといえば、「病気になる原因が分かっている」から。

だから、天気予報は必ずチェックして、天気の続くときに水をやるとか、水をやった日にはその晩だけはハウスの設定温度を上げてやるとか、そういうツボを押さえた管理をするように心がけているということでした。

家庭では水をやった日だけは玄関先ではなく、部屋へ取り込んで。そういった気遣いですね。

失敗して、何が悪かったかを学んで、それを生かした自分なりの管理方法を確立して言って欲しい。そう、その方はおっしゃっていました。

ちなみに、胡蝶蘭の最低限の管理とは、
受け皿に水をためない
乾燥させない
凍らさない
冷暖房機のそばに置かない
天気予報に注意する
過保護にしない
窓際に置かない
直射日光に当てないなど、
基本的な理屈を知っておいて欲しいとのことでした。

先ほどの花の説明とかぶりますが、胡蝶蘭の場合はこうおっしゃってました。
低温にあわせるのは夜間の気温が15度以下、これを3週間〜1ヶ月。
(前提としてそれまでの栽培環境が18度以上の高温管理で新葉の展開が1枚以上見られること)
それがすんだらまた18度に戻して4ヶ月。満開にして出荷になる。
そういうサイクルのようです。

花芽は基本的に大人の葉3枚に対して花芽が作られる、とのことです。
なのでそこでは月1枚ペースで新葉を展開させるように心がけているとおっしゃっていました。
ちなみに二番花は花茎のもとから最低3節、大体4節を残して切れば、3節目から伸びてくるといわれていました。
ただし、十分に蘭に体力があることが条件だとも。

一般質問では、胡蝶蘭の葉が間延びするという質問がありました。
これについてはメリハリが利いた管理が出来てないせいだろうとの見解でした。
温度が高すぎる、乾湿の差がないなど。

水を与えたら乾かしてくださいねといったのは一般的な項目だったかな。
ちょっとうろ覚えです。
ごめんなさい。

パフィオの話では、メリクロン栽培が出来なくてなかなか増えないこと。
株分けで増やすしか方法がないのだけど、一般の趣味家は自然に株が分かれるぐらいになってからしてくださいね、とのことでした。
みよしなえ、とかチラッと話が出てきてましたが他の参加者に突っ込まれても多くは語らず…なんなんでしょうね。
自分に知識がないのでこの辺は全く分かりませんでした。

大体こんなところかな。
あまり詳しく覚えてなくてすみません。

私は胡蝶蘭は持っていないのですが、他の方の参考にわずかにでもなれば嬉しいです。
長々と、とりとめもない文でしたが拝読ありがとうございました。



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洋蘭展の栽培教室

洋蘭展ネタで引っ張っています。
今回は栽培教室のこと。

多分何年も栽培されている人にとっては聞きなれていることが多いと思います。

基礎としては、その蘭がどこの出身であるかを知り、それにあわせた栽培をするということ。
蘭が弱るのはそれにあった管理が出来てないから。
地生蘭であれば水が好きだし、着生蘭であれば少なくてもすむこと。
また、熱帯性であっても標高が違えば温度も違ってくること。
バルブがあれば長期乾燥に耐えるし(乾季のときは)雨季はそれに溜め込むために水をよく吸うし。
着生蘭は木漏れ日光の所にあり、朝晩は直射日光もあたり、ジャングルの中にはないこと(日が射さないため)
あっても林の切れ目か樹冠の辺りとある程度日の当たるところに生えているようです。

それらを考えて、温室の中に高温性のものと低温性のものを同居させるときは高温を上に、低温の蘭を下になど蘭にあった環境においてやるとよい、とのことでした。

気根を伸ばすものは空気が好きだから無理に鉢に押し込めなくて良いとか、パフィオですらバークのような目の粗いものが良さそうだとのことでした。
乾かしちゃいけないらしいですけどね。

その他、窓際は結構温度が日中上がったりするのでそれも気をつけてともおっしゃってました。
後、蘭は他の植物に比べて葉が厚いものが多く、そのために当たる熱を発散できないので葉焼けになるのだとか。
また、冬場はお湯を混ぜてぬるめた水をかけるようにとのことでした。
なんでも胡蝶蘭の栽培家は気温15度設定の温室で20度ほどの水をやるらしい。
パフィオは他の蘭に比べて肥料が少なくてよく、1/2量ほどでコーティング肥料を主に使っているとお話されていました。
油粕では昔、芽が腐ることがあったせいだと言うことです。

後、花についてですが。
健全に充実した蘭に花が付く、というのがその先生のお言葉でした。
花を咲かせるだけの体力があり、そして花が付く条件にあって花が付くのだと。

その条件とは、デンドロ、エピデン、胡蝶蘭が低温に合うこと。
オンシやカトレアが長日、デンドロ、オンシ、カトレアが同じく短日で花芽が付くとのことでした。
両方ともに名前が出てきているのはカトレア、オンシの一部はこちらで、という意味のようです。
また、デンドロが短日で花を付けるというのはその先生が実験中でして、結果からしておそらくそうではないかとの分類です。
カトレアは関東のほうで電照栽培をされているようですしね。

途中ですが、長くなったので分けます。



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貰い物のフォーミディブルをきっかけに蘭にはまりました。
デンドロビュームの原種を主に育てています。
最近は単茎種にもひかれています。
1品種でも多くの花を咲かせることが毎年の目標です^^
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